歩行分析計 StepLab Medical

”一般医療機器(クラス1)認定の歩行計測器”
スマートフォンアプリと2つのIMUセンサーのみで14の歩行因子(※)を測定し歩行状態の計測や転倒リスクを評価できるStepLabが、一般医療機器(クラス1)として認定され「StepLab Medical」としてStepLabシリーズに加わりました。 これにより医療機関様においても安心して導入いただける信頼性を担保するとともに、診療報酬点数の対象となる可能性がある施設様でもご活用可能となりました。

※取得可能な14の歩行因子
①歩行速度(m/s) ②歩行距離(m) ③歩数(歩) ④1歩行周期の時間 (秒) ⑤ケイデンス (歩/分) ⑥ストライド長 (cm) ⑦歩幅 (cm) ⑧立脚比 (%) ⑨遊脚比 (%) ⑩両脚支持 (%) ⑪つま先の最大高さ (cm) ⑫(MTC)つま先の最小高さ (cm) ⑬離床角度 (度) ⑭踵接地角度 (度)

導入負担を軽減「診療報酬点数」について

医療機器認定を取得済の歩行分析ツールであり、D250「平衡機能検査」5. 動作分析検査(250点)に関する検査項目との親和性も意識して設計されています。
保険算定の仕組みを活用することで、導入コストの回収を見据えた運用が可能となり、ご負担少なく質の高い歩行分析サービスの提供をサポートします。

「転倒リスク評価機能」を実装
誰が見ても分かりやすいUI

StepLabシリーズはこの度、計測による転倒リスク評価結果をイラストで表示する、ビジュアルに特化した新UIを実装しました。自覚が難しい機能低下を”見える化”することで、被験者様の転倒リスクがどれほどのものか、ご本人やそのご家族でも直感的にご理解いただけます。
StepLabシリーズの転倒リスク評価アルゴリズムは、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科 松田雅弘教授の監修の下、当社独自に開発したものになります。国内外86本の転倒関連論文を統計的に分析・設計したものであり、臨床・研究両面での信頼性を確保しています。

3つのレポートで
わかりやすい構成
「歩行レポート」「計測結果」「評価結果」

転倒リスクの評価

歩行レポートでは、被験者様にそのままお渡しできる総合結果と転倒リスク評価が自動で作成されます。高齢者の転倒は、昨今の社会問題にもなっており、長く健康に生きるために転倒リスクを測ることが重要となります。

研究分析向けにも

計測結果画面では、歩数・距離などの14項目の因子を確認することができます。各種データは、クラウド上で比較する事やCSVデータとして出力することが可能で、研究に使用いただけます。

ChatGPTによるサジェスチョン

評価結果画面では、各種項目で被験者様の性別・年齢の平均と比較した評価とそれに伴うサジェスチョンを行います。判断基準の参考としてご使用いただけます。

歩行メカニズムを身近に
センサー2個を足に装着するだけで測定可能

14の歩行因子の計測が可能。
より詳しいデータを取得できます!

本製品は動画と歩行に関する多くのデータを計測できるため、とても臨床的で歩行を科学的に分析できる機器です。

順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科
松田 雅弘 教授

仕様・機能

アプリ動作環境 ・iOS13以降、Bluetooth4.2(5.0以上推奨)搭載のiPad/iPhone
・専用計測アプリ「StepLab」
アプリダウンロードはこちら
・Movella DOTセンサー2個(ver1.6.0以降)
・WiFiなどの通信環境は計測時は不要 (ChatGPT使用時のみ通信環境必要)
バッテリー持続時間 6時間
取得可能な歩行因子 歩行速度(m/s)
歩行距離(m)
歩数(歩)
1歩行周期の時間 (秒)
ケイデンス (歩/分)
ストライド長(cm)
歩幅(cm)
立脚比 (%)
遊脚比 (%)
両脚支持 (%)
つま先の最大高さ(cm)
つま先の最小高さ(cm)
離床角度(度)
踵接地角度(度)
評価サジェスチョン ChatGPTにてアプリ内フィードバック(WiFi等のインターネット通信環境が必要です)
データ共有 クラウドにデータ転送し、複数台のパソコン、スマートフォンのブラウザで閲覧・分析(経過の推移、統計分析)が可能
※データのクラウド転送は被験者様の明示的な同意(オプトイン)が必要であり、不同意を選択された場合は転送キャンセルとなります。また同意後であっても、データをクラウドから取り下げる(オプトアウト)ことも可能です。
※転送する計測データのうち、被験者名は自動的に除外されます。
その他の機能 iPad/iPhoneのカメラによるビデオ同期(クラウドにはアップされません)
イベント入力 計測時にイベントマーカー(最大5つ)を立て、各マーカー間の歩行結果のみ抽出することが可能

医療機器届出情報

販売名 歩行分析計 StepLab Medical
一般的名称 歩行分析計(35757000)
該当機器分類 一般医療機器
種別 機械器具(24)知覚検査または運動機能検査用器具
製販届出番号 13B3X10379757000
製販許可年月 令和6年12月16日
診療報酬点数 250点
医療機器情報
(使用上の注意等)
こちらをご確認ください(サイト外へリンク)

価格(オープンプライス)

横スクロールでご確認ください。

永久プラン
2,200,000※1
(税込み)
3年プラン
1,100,000
(税込み)
1年プラン
440,000
(税込み)
ライセンス
期間
半永久的 3年間 1年間
セット内容 アプリログインライセンス
クラウド※2
DOTセンサー 2個
センサーホルダー 2個
ベルト 2本
充電用USBケーブル
アプリログインライセンス
クラウド※2
DOTセンサー 2個
センサーホルダー 2個
ベルト 2本
充電用USBケーブル
アプリログインライセンス
クラウド※2
DOTセンサー 2個
センサーホルダー 2個
ベルト 2本
充電用USBケーブル
DOTセンサー
補償期間※3
3年
4年目以降は有償交換
3年 1年

※1 ご契約4年目よりサーバー保守費用として年間29,700円(税込)が発生いたします。
※2 クラウド上の保管データは、契約終了とともに消失します。
※3 DOTセンサー以外の備品(センサーホルダー等)が破損等した場合、有償にて交換いたします。

よくあるご質問

Q. どんな場所で使えますか?
A. 病院のリハ訓練室、廊下、屋外など、さまざまな場所で使⽤できます。⾜部にセンサーを取り付けてBluetooth通信にてiPadやiPhoneで簡便に計測可能です。センサーには技術適合検査の認証マークが記載されていますので、他の通信機器への電波障害もございません。
Q. 記録時間はどれくらい可能ですか?
A. 時間制限はありません。6分間歩⾏や10分間歩⾏の計測でも使えます。通信が途切れないように、センサー(被験者)とiPad/iPhone端末の距離 を10m以上離さないようにしてください。
Q. ランニングにも使えますか?
A. Xsens DOTセンサーには歩⾏計測のNormalフィルターとランニングのDynamicフィルターがありますが、本アプリは歩⾏因⼦の取得をメインに設 計していますので、歩⾏計測のフィルターモードに固定してあります。従いまして、ランニング計測には不向きです。
Q. トレッドミル上で使えますか?
A. トレッドミルでは、踵接地/つま先離地の際にも加速度がかかっていることから、正しい接地判定ができないため使えません。(2022年2⽉追記: 時速6kmまでの歩⾏計測は問題ないことを確認しました)
Q. センサーの仕様を詳しく教えてください
A. Xsens DOTセンサーは⾼精度な9DOF IMUになります。詳細は下記のリンクにてご確認いただけます。 https://www.0c7.co.jp/products/sensing/xsens/product-lineup/xsens-dot.html
Q. 関節⾓度は取得できますか?
A. StepLab +では、関節を挟むセグメントにセンサーを配置しませんので、関節⾓度の取得はできません。
Q. 別のiPadやiPhone端末にアプリを⼊れ替えできますか?
A. お求めいただくライセンスは、1つのデバイスに対してのみアクティベートできます。端末の乗り換えの際には、弊社カスタマーサポートにご連絡 くださいませ。数回まではディアクティベート(無効化)/再アクティベート(有効化)のサポートをさせていただきます。
Q. Android端末でも使えますか?
A. StepLab +で採⽤しているXsens DOTセンサーのソフトウェア開発環境(SDK)には、iOSとAndroidがありますが、アプリ開発やデバッグ管理の最適化 の観点で、iOSのみに絞って開発しているため、残念ながらAndroidには対応していません。また現在のところAndroid版のリリース予定はございません。
Q. Windows PCでも使えますか?
A. 上述の理由により、Windowsでの開発環境がないことから、Windowsには対応していません。また現在のところWindows版のリリース予定はござ いません。
Q. センサーは⽔に濡れても⼤丈夫ですか?
A. センサーはIP68⽣活防⽔仕様になっていますが、⽔中ではBluetooth通信が遮断されますため、プールなどでの⽔中歩⾏計測はできません。
Q. 連続使⽤時間と充電時間はどれくらいですか?
A. 連続使⽤は6時間、充電時間は1時間となります。
Q. 両⾯テープ以外でセンサーを固定できますか?
A. はい、ストラップベルトなどで固定いただくことも可能です。詳細はお問い合わせください。
Q. ストライド⻑はどのように計算していますか?どのくらい正確ですか?
A. 遊脚期を判定して、遊脚中の加速度を2回積分して距離を算出しています。正常歩⾏の場合、±1cm程度の誤差があります。
Q. つま先高さは正確ですか?
A. つま先位置の定義は、1)センサー前⽅先端部からつま先まで計測した距離を、2)静⽌⽴位時のセンサー固定位置から、鉛直⽅向に地⾯と直交した点より前⽅に反映させた地点としています。ただし靴のつま先部分は多少反り上がっていますので、実際の⾼さ位置は取得データより1cmほど⾼くなるとお考えください。裸⾜での歩⾏計測の場合、つま先⾼さはより正確になります。
Q. ストライド⻑はどのように計算していますか?
A. 左右のストライド⻑を計算した後、各ストライド⻑の誤差を判定して使⽤しています。
Q. 平均歩⾏速度は正確ですか?
A. 歩⾏初めの2歩(1ストライド)と歩⾏終わりの2歩(1ストライド)分の加減速を除いた平均歩⾏速度として算出しています。上述のストライド ⻑の精度より誤差は1%程度となります。
Q. 異常歩⾏(ぶん回し歩⾏や引き摺り歩⾏)の場合、各歩⾏因⼦はどのようになりますか?
A. 残念ながらこの場合の各歩⾏因⼦は、歩⾏状態の判断誤差が⼤きくなるため上記の精度を保証できていません。また、さまざまな異常歩⾏の均⼀な精度誤差に答えることは困難ですが、1回の歩⾏サイクルの詳細データではなく、1回の測定データの平均値と特徴、および過去のデータとの⽐較を理解するためにご利⽤いただければ幸いです。
Q. ⾓度因⼦はどのくらい正確ですか?
A. デジタル⾓度計との⽐較では、誤差1度でした。
Q. ⾓度データはドリフトしますか?
A. ⾓度の取得には主に⾓速度計から導かれますが、加速度計と地磁気計もXsensの⾼品位なセンサーフュージョンアルゴリズムで処理されており、ほとんどドリフトはありません。静的精度は0.5度、動的精度は1.0度です。
Q. 離地・接地の⾓度は、具体的にどの⾓度ですか?
A. 離地=Forefoot locker (MP関節が地⾯を離れる瞬間)、接地=Heel rockerの⾓度になります。搭載したアルゴリズムにより算出しています。
Q. イベント⼊⼒をした時点の各種歩⾏因⼦はどのように演算されますか?
A.
Q. PDFレポートがメール添付できません、どうしたら良いですか?
A. PDFをメール添付で選択の場合は、Apple純正のMailアプリに添付されます。Mailアプリの送受信の設定が正しくできているかご確認ください。メール添付の他には、LINEなどのSNS共有や近くにあるMac等のAppleデバイスへAir Drop共有などで転送も可能です。
Q. ⾜尖⽅向の⾓度算出はできますか?
A. 残念ながら現在はできておりません。
Q. 最適な計測⽅法を教えてください
A. 直線⽅向に歩⾏計測いただくのが理想です。スペースの関係で⻑い距離を確保できない場合は、Uターンして折り返していただいても構いません。 ただし現在の仕様では、Uターンの際の数歩の加減速も平均歩⾏速度の算出に影響します点をご留意いただき、Uターン前後でイベント⼊⼒をご活 ⽤ください。
Q. Uターンを含む計測でのご注意
A. Uターンするタイミングで、歩⾏が短くなることにより、ストライド⻑の平均、歩幅の平均、周期時間の平均、ケイデンスの平均、遊脚の平均、⽴ 脚の平均は若⼲影響を受けます。例えば6分間歩⾏など、⻑い距離の計測の場合Uターンが多く発⽣することが考えられますが、⻑時間歩⾏の際に 重要なパラメータは距離になるかと思います。この歩⾏距離データはほぼ正しい値を得られます。必要であれば、最⼤5回までのイベント⼊⼒が 可能ですので、Uターン前後にイベントを⼊れていただくと、その間のデータを除外しますので、歩幅以外のデータはより正確になります。

製品カタログ

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ステップラボのカタログ表紙


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